米国「RCMとCMMS」国際会議サミット2006(ラスベガス)に参画
〜2006年3月8日〜10日。於ホテル国際会議場〜

平成18年3月吉日
セリングビジョン株式会社
取締役社長 岡部秀也

 セリングビジョンは、世界でもっとも先進的な原子力・火力・航空機・自動車・鉄鋼・化学工場等の大規模プラントのシステムソフト(RCM、CMMS)を開発導入している米国において、年一回開催される会議に参画し、日本のプラントにおけるRCMやCMMSの企画・導入に当たってのポイントを探りました。
 本会議は、「ソフトの営業をしない」「ベンダーのPR色を抜きにする」「ユーザーの立場に立ってニュートラルな意見を求め比較検証を客観的に行う」の三点を徹底させており、有識者やユーザーからの事実に即した情報を得ることができ、きわめて有意義でありました。 参加者は、電力、原子力、航空業界、カーメーカー、食品などから経営者や保修責任者、有識者、コンサルティング会社スタッフ等でした。

 会議には、570人が一同に会し、米国、カナダ中心に、中国、韓国、欧州、豪州、ドイツ、ブラジル、カタール、エジプトなどからも参画し国際色が強いものでした。 残念ながら日本からは、セリングビジョンのみが参加しており、まだまだ日本における安全・安心なプラントシステム導入に向けての関心が薄く、ベンダー依存でユーザーからの直接的な取り組みの遅れが懸念されるところです。 カーメーカー、鉄鋼会社、化学工場のほか電力会社ではデューク(5人!)、TVA、サザンカリフォルニアエジソンなどが、熱心に参加しており、韓国電力関係者も参加し、率直な意見交換もできました。

 プラント管理やプラントシステム設計の最新情報を得るとともに、こうしたプラント会社の責任者やプラント管理にかかわる規制当局や連邦航空当局の関係者やNASAなどのスペースシャトルや空軍機の保守を統括する司令官、あるいはシステムの導入企業やコンサル企業の責任者とも面識を持ち、パイプが太くなったのは収穫でありました。

 セリングビジョンは、大規模プラントの管理・保守にかかわるシステムの導入や、現場へのアドバイスなど、今後、最新のプラント・システムの評価導入に当たって、日本のプラントユーザーへのコンサルティングを進めていくこととしております。

敬具


(参考)RCM・・・・Reliability Centered Maintenance
    CMMS・・・Computererized Maintenance Management System
          (安全で信頼できるプラントの運営管理・保修をサポートするシステム)

海外の電力などのユーザー参加者と
CMMSセッション風景
RCMワークショップ風景
RCMユーザ教育プログラム修了証
「CMMS」の事例(MAXIMO)研究デモンストレーションへの参加資格証