関電工 平成28年度技術・技能競技大会を視察して



2016年10月12日
セリングビジョン株式会社
代表取締役 岡部秀也


 当社は株式会社関電工(社長 森戸義美様)の平成28年度技術・技能競技大会を視察してまいりました。
 茨城県牛久市の同社人材育成センターにおいて、「技術の深化・技能の継承〜ひとりひとりが、未来を灯す〜」をテーマに開催され、会場には電力・エネルギー・工事関係者や企業各社、大学生、社員の家族なども多数訪れており、来場者数(関係者・顧客を含む)は過去最多の3,350名となるなど大変な盛り上がりとなっておりました。
 競技大会では、個人競技であった内線部門も今年から団体戦に変更となり、内線・情報通信・架空配電・地中配電の4部門で合計115名の選手が真剣に諸課題にチャレンジされておりました。
 どの競技にも各チームに審査員が張り付き、終始厳しい眼差しで作業の過程についてチェックをしていました。特に、架空配電部門では、作業前のミーティング、大きな声での安全確認・作業確認の声掛けをしっかりしつつチームワークよく機敏に、高所作業車・柱上での作業や、変圧器取り換え作業、活線工事等を進めていたのが印象に残っています。
 日ごろの安全と作業効率への絶えることのない努力の成果が発揮されていました。
 また、作業実演コーナーでは、昨年の第53回技能五輪全国大会「電工職種」金メダリストによる実演も見学することができ、その技能を一目見ようと多数の人が集まっていました。
 さらに、今回は「国産民間旅客機MRJの開発と今後〜日本初・最新ものづくり技術で、世界の空へ〜」と題し、藤本隆史氏(柏菱エンジニアリング株式会社社長)による講演会も合わせて行われ、国産旅客機の開発の背景、今後の市場見通しなどについてお聞きできるなど、見どころ多い大会となっていました。
 今後、東京五輪や都市部再開発、あるいは大規模災害に備え、首都圏の電力・情報・通信インフラを築き、守る大切な役目を担う関電工の皆様の一層の安全で効果的な技術・技能の向上に期待しております。



内線部門競技(屋内配線工事・制御盤点検)


地中配電部門(ケーブル接続作業)


架空配電部門(柱上変圧器取替作業)


技能五輪金メダリストによる作業実演


安全部門(墜落衝撃実験実演)



以 上


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