『電力の鬼』松永安左エ門記念館を壱岐島に視察



2015年9月
セリングビジョン株式会社


日本の電気事業を戦時国営統制から、戦後民営化自由化に大転換し、エネルギーの効率的安定的供給を通じて国の経済と民生の発展に大きな役割を演じた松永安左エ門の記念館を、生まれ故郷にある長崎県壱岐島へと訪問した。NHKドラマでは、電力経営の国営化に反対し、喧嘩腰で民間活力に電気事業を委ねるべきと闘った電力の鬼として描かれ大反響だったとNHK記者から聞いた。
非常に気迫溢れ、國を思い、私益を捨て公益的使命を担おうとするベンチャービジネス起業家、理想と現実をわきまえた情熱家、わび、さびを心得た茶人-耳庵としての風流人としての側面もあった。
松永翁が設立した電力会社などの企業は、山積するが、日本の先端的な経済ー社会ーエネルギーー環境等の研究分野で成果を出し、科学的知見を担う電力中央研究所も設立されている。
いま、松永翁が設立した小さなベンチャー的な電力もガスも、製造機器メーカーも、現在では、巨大化してグローバル化も進んでいる。その一方、幹部や若手社員もビジネスの本質を忘れたり、縦割り組織となり、市場ニーズを把握できていない。
このなかで、もう一度、ベンチャーだった頃の公益的民間活力のシーズ、市場の現場、経営の原点を学ぶときかも知れない。





以 上


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