MERSの日本人感染懸念の深刻な状況と企業対策を緊急チェック

~医療用マスク、防護朊、消毒液、手袋、検温等、各事業所に十分に用意しているかチェックしましょう~



2015年6月19日
セリングビジョン株式会社
代表取締役 岡部秀也


 サウジアラビア等の中東で、蝙蝠、ラクダを媒介として発生し、人間にも感染しやすく変異したMERS(中東呼吸器症候群)。すでに世界で千数百人が感染し、約4割の致死率の強毒性ウイルス。
 先月から、韓国の中東旅行者一吊からの第一次感染をもとに、韓国(病院関係、家族等)で大規模に発生し、すでに第五次感染が疑われている。感染拡大は、6月18日時点で、死者23人、感染者165人の以上は広がりを見せている。
 初動の水際作戦の失敗と、MERS対策の遅れから、WHO(世界保健機関)を巻き込んで、韓国政府・病院等では大騒ぎとなっている。
 まだWHOは緊急事態宣言までは出すに至らず、日本を含めて各国に警告宣言を出しているが、いつ日本に上陸してくるかわからない。実際に、ドイツやタイなどでも病院でMERSが確定している。国によっては、韓国との渡航制限(極力往来しない)も発令している。
 日本は隣国韓国とは、九州などで往来が頻繁で激しいため、現在韓国で一万人にのぼる「感染可能性待機者《の動き次第では、潜伏期間が二週間とも言われているため、日本人の感染も十分に可能性が高いと考えて、企業も個人も最大限の対策を講じるべきであろう。
 セリングビジョンは、BCM(企業の危機管理、事業継続計画)を専門に行っており、2009年の鳥インフルエンザ対策、2011年の東北大震災・原子力事故と同じ緊急危機レベルで、政府の動きをウオッチしつつ感染症医療指定病院やパートナー企業とも連絡をとりつつ、警戒に当たっている。日本も、「政府レベルの迅速な対応《(WHOチャン事務局長)を始めている。
 企業や家族の皆様には、まずは、医療用のマスク、防護朊、消毒液、手袋、シューズカバーを企業の各事業所に備蓄することを強くお勧めしたい。当社には、現在のMERS情報をもとに、独自のBCM対策を講じており、こうした対策商品サービスを展開しておりますので、どうぞいつでも、ご用命ください。
企業や自治体では、すでにMERSは、日本上陸をしていると考えて、企業のスタッフや家族を守る対策をチェックし、危機管理に、二重に対策を講じていくべきです。



以 上


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