1. 本日、日本プレスセンターで日本ウズベキスタン協会（http://www.japan-uzbek.org/　会長：加藤文彦大使）の新年会が盛大に開催され、私も会員として参加しました。本協会はジャーナリスト嶌信彦さまが中心に"戦後の旧ソ連シベリア等で抑留された日本人捕虜がウズベキスタンで建設した耐震性の優れたナヴォイ劇場と日本人墓地に関わる日本人やウズベキ人を克明に取材し、抑留者の苦労を本として出版されたことを契機に"設立されました。新年はちょうど２5周年と、節目の記念イベントとなりました。
   駐日大使のアブドゥラフモノフ閣下もご来賓としてご挨拶され、また加藤会長と親日のオルズグルさま（世田谷区議）とのトークショーや、駒崎万集さまのドゥタール演奏やシルクロード舞踊団「グリスタン」の皆様の華やかなウズベキダンスの披露もあり、両国の親交関係が深く明るい雰囲気がありました。
   立食パーティの会場では、嶌先生、加藤会長、川端理事長ら幹部の皆様やウズベキ大使館やウズベキスタンの方々や外務省の関係者とも懇親ができ大変幸いでした。
   
   
2. 私も、JICA電力支援プロジェクトでこの二年間で4回（各二週間ずつ）ウズベキスタン各地に出張してウズベキのビジネススタッフと会談してきており、休日などではタシケント、サマルカンド、フェルガナ、ナヴォイ、ヒヴァ等の世界遺産名所を含み現地を訪問し、ご自宅でのパーティに招かれたりと、現地のウズベキスタン人の親切で社交的で親日的な皆さまには深く感謝しております。本当に料理も美味しく、治安もよく、文化的で過ごしやすく、いま経済発展が著しい国です。
   また、日本では電力関係者幹部や実務担当者の訪日ミッションの受け入れにも参画し、交流をしております。
   今後も日本とウズベキスタンとの関係発展に民間の一員として努力してまいりたいと思います。
   
   
3. 新年会では、有識者のご挨拶があり、下記の実態やご意見は参考になりました。
   
   • ウズベキスタンは年5%成長（GDP）、毎年人口100万人が増加、平均年齢30歳以下の若者3600万人がおり将来有望。ただし大学生の就職率厳しく、都市と地方の格差が拡大の課題も。
     
   • コロナ3年のあいだは両国間の活動制限があったが、今は両国間の直行フライトもあり観光面も交流が盛んになる。
     
   • 民間ベースのビジネスでは、ウズベキ語・日本語教室、観光旅行、輸出輸入の貿易(椅子の製造工場、コットン輸入で今治タオル)や、当会での農業面で干し柿づくりの技術支援もあり。
     
   • ウズベキスタンは文化、観光、実業に力を入れて、経済文化生活を豊かにし学術の発展をしている。大統領のもとで抜本的改革も進められ、経済自由化を進めて法の支配を進め人々の権利を守る改革をしている。中央アジア諸国と日本の首脳会議を、開催。
     
   • 日本に、ウズベキ人は6000人いるが2500人は留学生。日本人にウズベキの魅力を語り、自国の歴史、文化に誇りをもって日本人と価値観を共有して活動していきたい。
     両国は似ている。こたつの文化、和食トイレ、歳上を敬う、働き者、謙虚、礼儀正しい。日本はさらに多様性ある社会、ビジネスにチャレンジする人を奨励、多文化共生社会へ進んでほしい。また芸術文化と女性の活動を支援してほしい。
     
   • ウズベキ人は親日的で、勤勉で慎ましく礼儀正しい日本人を尊敬している。静寂な自然があり、海、山、温泉、紅葉、山海の幸を食べられ、暮らしやすい。
     
   • 今後もウズベキスタンと、日本の関係をよくしていきたい。中央アジア5ケ国は注目される。米国も中国もウズベキスタンとサミットを開く。
     もともとウズベキスタンは旧ソ連邦に属する。しかしロシアに対し中央アジア諸国は距離を置きつつあるのではないか。
     日本と中国は4000年の歴史がある。米中露の緊張関係のなかで、日本は米国ばかりか中国とも仲良くしていかなければならない。日本もウズベキスタンと首脳外交をするなど、バランスよく関係諸国と交流することが大切ではないか。
     

ご来賓の駐日ウズベキスタン国大使　アブドゥラフモノフ閣下ご挨拶

正規の民族衣装を着用された尊敬する嶌前会長と。（岡部はヒヴァのラクダベスト）

加藤会長と光栄にも記念写真

以　上