創立五周年を迎えて
〜現状から、中期的な経営を展望して〜

                           

平成19年8月8日
セリングビジョン株式会社
取締役社長 岡部秀也

 当社は、本日、皆様がたからのご支援を賜り、おかげさまで創業五周年を迎えました。
 お客さま、パートナー会社ならびにスタッフの皆様方には、日頃から当社経営活動へのご支援、ならびに叱咤激励と具体的なアクションをいただき、厚くお礼申し上げます。
 創業は2002年8月8日8時8分に「末広がり」を祈念して、東京電力社員四名でスタートいたしました。現在は、年商8億円を今年度目標(18年度実績は5億3千万円)に据える規模に成長し、顧問を含め16名で地味ながら着実に進化を遂げつつあります。

 過去5年の間、手堅く無借金経営を続け、創業年度以外は、4年連続黒字を記録できましたのも、お客さまをはじめステイクホルダー(関係者)の皆様方の継続的なサポートと信頼関係にあるものと実感しております。改めて深謝いたします。

 当社の事業モデルの特徴は、「法人向け営業会社」として「IT・教育・コンサルティング」サービスを顧客企業(とくに都心部大企業)にワンストップで展開するというものです。顧客とパートナー会社のビジネスマッチングを直接、顧客先で行う「メディエーター」(いい意味での顧客とパートナー会社のニーズをマッチする機能)を演出しております。

 この創業以来のビジョンに沿って、三事業セグメントでの業容はシナジー(相乗)効果を発揮しており、新規プロジェクトも多くなっております。最近の分野別の活動は以下の通りです。今後も、パイオニア精神を発揮して、顧客、パートナー会社、当社がWIN-WIN-WINの関係になるように、メディエーターとしての使命を果たしてまいります。どうか末永く、ご指導、ご鞭撻をいただければ幸いであります。


 1.IT分野の営業ビジネス
ユビキタス経済社会を予想して、モバイルソリューション(PHS、携帯電話、カード等)、パソコン(テレビ)会議システム、ウイルス対策ソフト等の既存商品の販売ばかりか、新たにブロードバンド時代の「光ファイバー・スプリッターモジュール」の共同開発・販売や、テレビ会議のASPサービス(遠隔教育ツール等)にも乗り出しております。ITの世界は、グローバルに変化を遂げており、経営の舵取りが最も難しい分野でありますが、今後とも最新で最先端で実用的なソフト、ハードを見出して、企業向けに販売チャネルを広げてまいりたいと思います。

 2.教育分野のビジネス
主に大手法人へのビジネス向けの研修と講演事業を主体としており、講師は300名、研修回数も年200回を目標に活動しております。ビジネスに関するあらゆるジャンルの教育レッスンに対応できる態勢を整備しております。今年度からは、MOT(技術経営)東京校の事務局として年間60回の教育メニューを手がけております。また、今後のビジネスパーソンのキャリア開発に不可欠な語学検定教育にも乗り出し日本市場における「ビジネス中国語検定(BCT)」の導入準備を急ピッチで進めております。すでに、7月からは、当社は北京に準備事務所を設立しました。中国政府、北京大学、外研社をはじめとする中国関係者と、経団連・日本商工会議所・関係企業や大学との連携も進めております。

 3.コンサルティングビジネス
年間10本程度の大手企業向けの市場調査やコンサルティングを行っております。エンドユーザーの本音をインタビューして、サプライヤーとユーザーのニーズに合致するメディエーター役も演じております。当社の得意とする経営戦略、営業戦略・戦術、企業実践ノウハウから、大規模プラントのメンテナンス、防災対策(BCP=事業継続計画)、国際ビジネスまでナレッジをご提供しております。最近では、米国流のグローバルスタンダードの流れを調査するととともに、今後の日本企業のビジネスで不可欠な中国の動向調査も実施しております。こうした上流の企画提案だけではなく、法人様への防災グッズの選定や営業・イベント用のノベルティのご提案・販売も行って、「かゆいところに手が届く」活動をワンストップで行うように工夫していきたいと考えております。


(8月8日の創立記念日に当社役員・幹部などでの省エネルックス写真)

以 上