御嶽山噴火にみる火山災害対策への提言
〜全国で防塵マスク、ゴーグル、ヘルメット常備を〜



2014年10月3日
セリングビジョン株式会社
代表取締役 岡部秀也


 

 9月27日(土)に発生しました御嶽山噴火の噴石・灰塵、熱波により多数の犠牲者が出ております。大変残念な事態で悔やまれる結果となりました。緊急レスキューに行かれる自衛隊や消防庁の皆様も大変お疲れ様です。
 今回は噴火への事前の予防・予知がありませんでした。登山者も噴火への心の準備もできず、噴火対策装備品も持たれていなかったと考えられます。
 秋の天候に恵まれた土曜のランチ時に頂上付近で直撃を受けられ、タイミングも悲惨な結果をもたらしました。

 非常災害対策に関係する当社は、今後の登山者や登山関係企業・自治体には、下記を緊急提言いたします。
 


1.通常時でも必ず入山カードに記入し火山の噴火口には距離を置き近寄らない。
2.百名山などの登頂を目指す登山者は、頂上には長居をしない。
極力、山小屋や避難小屋に立ち寄る。
3.火山では青天でも次をザックに常備すべきです。火山国の日本では全国で富士山などの山岳地帯での大噴火も懸念されており、企業も個人も登山者に限らず人数分は必須です。
(1)必須装備品
@ヘルメット
A防塵マスク
Bゴーグル
(2)必要装備品
@ヘッドライト
A防炎タオル
B簡易マット
(3)一般装備品
@携帯電話、スマートフォン
A登山専用靴
B長袖シャツ・長ズボン(肌の露出避ける)、天合羽
→セリングビジョンでは企業・自治体様向けに以上の対策装備品を取り扱っております。お気軽にお問い合わせください。
4.国、自治体等にはさらに次の改善対策をお願いしたいものです。
@地震、噴火予知・周知のセンサー等の技術開発、システム作りと設置
Aマスメディア等を使った国民へのリスク情報提供
B噴火大災害の発生と被害を想定したリスクマネジメント対策。避難ルート整備、避難訓練含む。
C噴火災害が起きたときのクライシスマネジメント初動対策

いずれにしても、火山の噴火も大地震と同じく事前に的確な想定が困難なことを前提に、企業も個人もいざという時に備え自助努力・自己責任が一層重要となっております。


(常備すべきヘルメット、ゴーグル、防塵マスク、ヘッドライトと、スマートフォンiPad)


(浅間山の火山館。26年9月撮影)


(浅間山の緊急避難所。26年9月撮影)


(岩手山の火口跡遠望。26年9月撮影)


(好天でも登頂ヘルメット、長袖、防露対策を。原電グループ様のフェザースーツ。平成25年秋)

以 上


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