中国政府公認の第一回ビジネス中国語検定試験(BCT)の日本全国一斉実施について
~12月22日。東京、大阪、名古屋、福岡、仙台等の都市。企業・大学ごとにも実施 ~
平成19年11月7日 中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁) 日本BCT事務局・セリングビジョン株式会社
このたび中国政府が実施する、世界標準の中国語検定試験である、「ビジネス中国語検定試験」(BCT=Business Chinese Test)が、日本で初めて導入されることになりました。第一回は、来る12月22日(土)午後に東京、大阪、名古屋、福岡、仙台などの主要都市あるいは、企業・大学ごと(受験者50名以上の場合)に開催いたします。国家漢弁とセリングビジョンで共催し、駐日・中国大使館や大学(孔子学院)、各経済団体のご後援をいただいて実施いたします。
BCTは、中国語の“TOEIC”(米国英語検定)ともいわれ、世界的にはシンガポール、韓国などで実施されて注目を集めている語学の国家専門資格です。日本において、大学高校、企業内で人気の高まるビジネス中国語教育・研修について公的試験のない日本での導入が待たれておりました。
今回は、ヒアリング・読解力、作文の二つの試験をします。ヒアリング・読解力の試験結果と、作文の試験結果によって、二つの級の認定審査をし、中国政府から個別の正規認定証を授与いたします。
第一回のBCTを記念して、受験者には次の恩典もご用意しております。
受験料: 社会人4000円、学生3000円 <通常の半額程度>
さらに、
- 優秀な受験者には来年夏の北京五輪の期間あるいは前後に、中国政府がサマースクールに招待(北京での滞在費、スクール代は無料)
- 受験者の先着500名に中国の孔子学院バッジをプレゼント
- 受験者全員に四色ボールペン進呈
中国語は、高校・大学では英語に次ぐ外国語教育のカリキュラムになっており、社会人においても、ビジネスコミュニケーションをするために必須の語学に位置づけられつつあります。英語が、スクール学習教育の市場として飽和しつつあるのに対して、中国語は、潜在的に大きなニーズとマーケットを持っていると考えられます。これは、日中貿易額が日米の貿易額を超えて、日中のビジネス取り引きが増大して、日本にとって中国はサプライヤー(ものづくりの工場)からバイヤー(日本商品を購入する市場)に変化しつつあることもあり、日本のビジネススタッフは英語ばかりか中国語での商談に迫られつつあるからです。このため、BCTの中国語検定証書は、中国企業等と商談する「パスポート」ともなるものと考えられ、日本企業においても今後、BCTは有力な資格検定と認定するものと予想しております。
また大学生にとっては、中国語ができることは国際ビジネスを展開する企業への就職がしやすくなり、また高校生にとっては目標とする有名大学に進学することにプラスになるでしょう。
とくに日本人・企業にとっては、一衣帯水の中国は地理的にも文化的にも欧米諸国と比べ近く、文字も漢字が中国語(簡体字)に似通っており勉強しやすく、BCTを受験しやすい環境にあります。
セリングビジョンにおいては、一年以上前から、国家漢弁において企画されている国際的な中国語検定試験のあり方についての公式会議への参画とともに、世界のBCT関係の教授等が集まる北京BCT会議などに参画し発表し、日本での導入準備も進めてまいりました。現在、国家漢弁では、中国語の世界的な普及のために現行のHSK(漢語水平考試)の見直しとともに、先月、日本で実施した子供・青少年向きのYCT(Youth Chinese Test)と、今回のビジネス向けのBCT(Business Chinese Test)を世界各国で導入する動きがありますが、今回の日本でのBCT導入によって、YCT、HSK、BCTの三点セットの中国政府認定の試験が日本ですべて行われることになります。
中国政府公認の本格的な試験でありますので、ぜひ多くの企業や学生などが受験いただけるように、準備をしてまいります。将来は全国試験で一万人以上の受験者を見込んでおります。
BCT開催内容
- 試験日時
- 平成19年12月22日(土) 午後13時~17時
(実際の試験は2時間半程度。準備、ガイダンス時間含む)
- 試験場所(予定)
- 東京会場:航空会館<新橋>
桜美林大学<新宿か青山>
- 大阪会場:エール学院<大阪・難波>
- 京都会場:立命館大学
- 名古屋会場:愛知大学
- 福岡会場:確保中
- 仙台会場:確保中
- 全国各地:受験者50名以上が見込める全国の企業や大学等で開催。
- 試験内容
表1 BCTの「ヒアリング」と「読解」の等級と点数
等級
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ヒアリング、読解毎の点数
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総得点
|
1
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0-100
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0-200
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2
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101-200
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201-400
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3
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201-300
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401-600
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4
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301-400
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601-800
|
5
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401-500
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801-1000
|
*実際の級の認定書は、2級以上です。試験成績の有効期間は試験日から二年間。
問題の種類
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問題数
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解答時間
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ヒアリング問題
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50問
|
40分
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読解問題
|
50問
|
60分
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合計
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100問
|
100分
|
表2 BCTの「作文」の等級と点数
等級 |
作文の点数 |
1 |
0-10 |
2 |
11-20 |
3 |
21-30 |
4 |
31-40 |
5 |
41-50 |
*実際の級の認定書は、2級以上です。試験成績の有効期間は試験日から二年間。
問題の種類
|
問題数
|
解答時間
|
作文問題
|
2問
|
40分
|
- 受験料
- 社会人一般 4000円/人
- 学生 3000円/人
- 申し込み方法
- 別添の受験申込書で受付けしております。
- お問い合わせ
-
「日本BCT試験事務局」:セリングビジョン株式会社
- 魚次(うおつぎ)、牟田口(むたぐち)
105-0003 東京都港区西新橋1-9-1
ブロドリー西新橋ビル
電話 03-5251-3101
FAX 03-5251-6020
URL www.sg-vn.com
- 「中国国家漢語国際推広領導小組弁公室」
- 住所:〒100044
北京市中関村南大街乙56号方園大廈17階
申込書はこちらから印刷し、ご記入の上、お申込ください。
以 上
<参考>
- 中国主催者: 中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁)
国家漢弁は、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)に属し、世界的に中国語を普及させるための企画・管理・実行を行う政府機関です。世界各国の著名大学などに孔子学院を設立し、中国語教師の派遣や中国語テキストを提供し、ネイティブの中国語の教育サービスを提供しております。日本では、早稲田大学・立命館大学・愛知大学・札幌大学・北陸大学・桜美林大学・岡山商科大学等で孔子学院が活動をしております。
また、国家漢弁は中国政府公認の中国語検定試験を総括しており、HSK(漢語水平考試)のほか、最近では今回の子供向けの検定試験YCTや、ビジネス向けのBCT(ビジネス中国語検定)を所管しております。
そして北京大学、清華大学、対外経済貿易大学など中国全土の大学や、外研社などの政府大学系出版社等と連携をして、中国語の教育に関するあらゆる活動を総括しており、とくに国家漢弁の指定する中国語の教科書、問題集は、世界の教育者などから注目されております。
URL:http://www.hanban.edu.cn/cn_hanban/
住所: 北京市中関村南大街乙56号方円大廈
- 日本主催者 :セリングビジョン株式会社(中国名:东电超远景公司)
東京電力35%出資、東電社員65%出資で平成14年に設立した東電関係のIT教育会社です。都心部を拠点に法人向けのITソフト・ハードの販売および講演・研修事業、市場調査・コンサルティングを行っております。近年では、中国語の検定試験の日本導入とITを駆使した遠隔教育に力点を置いております。北京事務所も正式開設(11月6日発表)。
資本金 | 3500万円
| 社長 | 岡部秀也
| URL | http://www.sg-vn.com
| 本社 | 東京都港区西新橋1-9-1。
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ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた国内・海外との実践的な遠隔教育を目指している。中国語、英語の翻訳や出版事業および三ケ国語によるWEBの企画制作も展開中。
18年度の売上実績(19/3末決算)は、約5億3千万円。四年連続経常黒字。
19年度の売上見込みは、8億円。
- 中国政府認定の中国語検定試験について 中国政府は、中国語学習の世界的な学習者のニーズの高まりに対応して、様々な分野における、異なる学習能力レベルと世代に応じて下記の三つの検定試験を実施あるいは準備をしております。日本での導入は、これまでHSKのみでしたが、10月27日に第一回YCTを実施し、12月22日に第一回BCTを行うことで、すべての中国政府公認の試験は年内開催となります。 YCTとBCTは、中国語を母語としない方々を対象とする国際標準の新たな試験です。
- YCT(Youth Chinese Test=15歳以下の子供・青少年向けの中国語試験)
- HSK(漢語水平考試)
現在日本でも実施されている、主に大学生や社会人を対象とする中国語のアカデミックな試験です。基礎、初等・中等、高等の三つのレベルがあります。
- BCT(Business Chinese Test=ビジネス中国語検定試験)
ビジネスシーンにおける交渉やコミュニケーションでの中国語を検定する試験です。5段階に級が分かれております。初等レベル以上の中国語能力のある方々は、BCTの受験が勧められます。
世代的には、YCT⇒HSK⇒BCTの順に勉強するのが一般的です。
いま、日中貿易が拡大し、中国と日本のマーケットに向けての日中のビジネス交流が盛んになっており、BCTは、日本企業やビジネススタッフの中国語学習ニーズがもっとも高い検定試験と判断しております。
- 中国語検定試験に関する参考写真
駐日・中国大使館教育処・孫公使、魏先生を、当社幹部が表敬訪問 (右から二人目が駐日・中国大使館教育処 孫公使、最も左が魏先生)
| 第一回YCT試験(10月27日)の横浜会場(横浜山手中華学園)で。 中国政府・国家漢弁・程先生、曹女士と、同学園・潘校長、当社との記念写真。
| (北京での外研社主催のBCT国際会議で中国等の大学教授とともに当社社長・岡部が講演。19年7月21日)
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